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9.相手の長所や強みを積極的に捜し、褒める心を言葉で表す。


私がエールの職員になる前の十数年こちらで日本語講師としてお世話になってきました。その前は会社のOLで人間関係について特に意識したこともなく、友人関係を自然に築いてきただけでした。また、仕事の方でも、営業部に所属していましたが、営業事務という職種で、前線に立つ営業担当をサポートするだけの仕事だったので、特に人間関係に気を配るということはありませんでした。この日本語講師という仕事を始めてから初めて、対学生ということでの人間関係を意識するようになりました。教師という仕事については全くの素人状態でしたが、その中でいつも心がけてきたことは「ほめる」ということでした。もちろん、厳しく叱らなければならない場面もあるとは思いますが、やはりほめることを中心に据えています。私が子供の頃、もちろんほめられることもありましたが、家の用事を手伝うことに関してはなかなかほめてもらうということがなく、よく「気が回らない、気が利かない」と言われました。また、この教師という仕事を始めた頃、エールの学生は中国よりも韓国の学生が圧倒的に多く、少しでも韓国のことがわかるようにと、その頃は休みだった土曜日に韓国語を習いに行き始めました。その講座では普段教えてくださる講師のほかに、講座に学生を集めるための冠付きの大学の教授がいらっしゃって、1‾2回私の教室にも教えに来られました。その教授に私がある質問をしたところ、「そんなことを気にするよりも、まずはハングルのあいうえおを覚えろ」と一蹴されました。私はその言葉でかなり学習意欲が落ち込み、モチベーションが下がってしまいました。
講座に参加した目的は韓国語を習い、韓国を知る一端にするということもありましたが、教師の立場からも参考にしたいという目的があり、その教授の姿を見てやはり「ほめる」ということは大切なことなのだと改めて認識しました。たまたまエールで新たに決められた行動指針の中の「感力」の項目にある『相手の長所や強みを積極的に捜し、ほめる言葉で表す』という一文が、自分が信条にしているものであったので、改めて自信を持って「相手をほめていこう」と感じた次第です。
国際人材育成事業本部 日本語メンタリング室 室長 坂口敦子


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